準備運動と整理運動の大切さウォーミングアップの目的は、運動ができる状態まで筋肉の中の血液の量を増やす、つまり血の巡りをよくして筋肉や腱の伸張性を高めることです。ですから、 ・全身的な運動で大きい筋肉から動かしていく ・その種目で直接使わないとしても、背筋や腹筋、 太ももの筋肉など大きい筋肉から温めて使っていく ・それから専門的なその種目に合った関節や筋肉を伸ばしていく というのが原則です。 クールダウンがなぜ必要かというと、運動が終わった後というのは、血管が広がり筋肉がパンパンに腫れている状態です。激しい運動をすると、筋肉に微細な断裂があったり、血管も切れたりしているんです。そのままほったらかしにしておくと、翌日以降の運動能力に影響してきます。ストレッチでは、自分で疲れているなと思う筋肉を重点的に伸ばしたり、いつも痛みが出やすい場所や、慢性的に故障しやすい場所は重点的にやるといいです。疲労物質を排出しやすくする効果もあります。 激しい運動の後のアイシングは痛み止めの作用だけでなく、運動によって増えた血液を抑えて腫れをひかせる効果があります。筋肉の細かい断裂による出血をおさえるわけです。 プロ野球のピッチャーなどが試合終了後に肩や肘に、よくやってるやつですね。 |